2008年1月19日
【実践実務講座】市民レベルで文化を創る 株式会社如月社 代表取締役 神谷 雅子
神谷氏は、立命館大文学部卒業後、地元紙記者を経て、1987年映画館「京都朝日シネマ」の立ち上げに参加。 1990年には支配人に就任。以後11年間、アート系映画の秀作を数々上映し、熱いファンを集める2003年1月の「京都朝日シネマ」閉館に伴い独立。2003年3月に如月社を設立し、新たな映画館づくりに取り組み、2004年12月ミニシアター「京都シネマ」を開館する。世界各国の名作・秀作上映のほか、京都の映像情報発信拠点としてさまざまな活動を展開。2005年には京都府あけぼの賞を受賞するなど、今後ますますの活躍が期待される。立命館大学で映画産業論などを教えている(4月より教授)。NPO法人京都自由大学副学長も兼ねる。 当日は、朝日シネマ支配人時代から、京都シネマ開業に至るまでの経緯、ファンや映画配給会社のサポート、株式会社にした理由、資金調達や上映場所の工夫などの実務レベルのお話から、映画の魅力についてもお話いただきました。責任の所在は自分にあるということを明確にしたかったという神谷氏の実行力は、きさくな雰囲気と相対するものがあり、静かな起業家のエネルギーを感じました。現在会員数6千5百人。今後、1万人に増やし、安定的な経営基盤を築くと同時に、映画館という空間で様々な文化活動に挑戦し、他の組織とも連携して、市民の映画館として根付いていきたいということでした。講義終了後には京都シネマに足を運び、COCON烏丸の前身である旧丸紅ビル時代の名建築の跡やシネマ設立当初に寄付された方の名前の刻印版を見て、文化と市民パワーを体感した半日となりました。


