2007年度 - 再チャレンジ支援教育プログラム

平成19年度文部科学省委託事業 社会人学び直しニーズ対応教育推進事業
Phase1:実務講座

2008年1月26日

【実践実務講座】障害者に働く場を    
社会福祉法人てりてりかんぱにい/小規模通所授産施設 ジョイント・ほっと 施設長 吉田 久美子

吉田氏は1957年、埼玉県浦和市(現さいたま市)生まれ。児童福祉関係の仕事に就きたく上智大学文学部社会福祉学科に入学する。人形劇サークル活動や東京下町でセツルメント活動を行う。活動を通して、精神障害の母を持つ子どもに出会い、精神保健福祉の道に進むこととなる。大学卒業後、東京板橋区にある成増厚生病院医療相談室に勤務し5年間精神科ソーシャルワーカーとして入院中や外来の患者さんと関わる。その時から、入院中の患者さんたちが地域で生活することはできないか考え、上司が地域で作業所設立していく過程を手伝ったりしていた。縁あって、京都に来て20年。10年前に精神障害者共同作業所ジョイント・ほっとを何人かの仲間と設立する。小さな居場所から始まり、特定非営利活動法人を経て現在は社会福祉法人てりてりかんぱにぃを設立。四条寺町を下がった場所で小規模通所授産施設ジョイント・ほっとを運営し、障害を持った仲間達と共にカフェレストランを営業。当日、訪問した「ジョイント・ほっと」には、現在23名の利用者が登録されていて、25名のボランティアと7名のスタッフで運営されています。利用者の方は、お菓子を焼いたり、喫茶で顧客にサービスしたり、また、一般事務やお給料の計算などしていますが、店舗の売上げは一日2万円で、時間給は370円にしかならないとのこと。施設長の吉田氏からは、授産施設の活動と課題、知的障害と精神障害の方の支援の違い、障害者自立支援法の施行による問題点などについて映像を交えてお話いただきました。障害を持っている人が自立していく大変さ、同時に支援するスタッフの雇用の保障の大変さについても学びました。支援法の導入により、月に一度行っているSocial Skill Trainingといった利用者への接し方などを学ぶ研修費用も捻出できなくなりそうだとのこと。我々、市民が、障害を持っている人を受け入れる社会づくりをしていかなければならないと感じました。

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