2008年1月12日
【研究講座】継承する伝統文化とまちづくり 草津市渋川花踊り伝承者 中村 明雄

滋賀県指定無形民族文化財「渋川雨乞い御礼花踊り(以下花踊り)」の披露
- 同志社大学と新島襄について
- 祭とお金の関係
- 灯心草舎での活動
- 「人間は自然の一部である」
- 琵琶湖疏水とさざなみの道の会:古道ウォーク、有識者の講演企画、文学的活動等
- 伝統芸能とまちづくり
- 起業など何かやり始めるためには、絶えず、一般の"世間"の人と付き合うことが大事。色んな人の助けが借りれる。それとプラスして、続ける、諦めないことが大事。続けるうちに「心が練れる」。一歩踏み出したら、他所で一歩踏み出している人と自然に合うことが出来る。自分で考えたことは、もう既に多くの誰か考えている可能性が高い。
- 休憩時のフリートーク:花踊り伝承における現状
保存会で資料を作って、形の上では伝承しているが、この資料から祭の"精神"を読み取るのは難しい。
- 学び直し受講生との交流
- 受講生「入社三年目で自分が何をしたいのか悩んでいます。若い人と起業したり、何かをやりたい人を案内したいです。畳職人としての経験をふまえてアドバイスがほしいです。」
- 中村「自分が何をしたいかを考えるのは自分です。自分で悩んで自分で苦しんで答えを見つけることが大切です。静かな場所で考えたり、そこから離れることも大事。疑問に関して本を読むきっかけになります。現実が難しいから学問をしているのです。"人間の心とは"、"悩むとは"、"生きるとは"を勉強する必要があると思います。職人としては、まず何よりも"手を作ることが大事"です。」
実施後の感想等:
中村氏は「哲学」を重視されていて、その「哲学」があるからこそ様々な活動に意味を見出されていることを改めて実感いたしました。何かをしているときは、「哲学」や「思想」など精神的なものから出てくる「未来へのビジョン」を見出さなければ長続きしません。どんなに小さなことでも、まずは自分の出来ることから始める事の重要さ、そしてその厳しさ、そしてそれに負けない強さを中村氏の話、生き方から感じました。社会に対して何らかのアクションをしていこうとしている私も、まず自分の「哲学」「思想」を持ち、それを練り上げることによって厳しさに耐えられうる強い人間にならなければならないと思いました。(大西良輔)


