2007年度 - 再チャレンジ支援教育プログラム

平成19年度文部科学省委託事業 社会人学び直しニーズ対応教育推進事業
Phase2:研究講座

2008年2月15日

【研究講座】「やまずめぐる」暮らし ~持続可能な生活を実践するために~    
特定非営利活動法人 渡良瀬エコビレッジセンター代表理事 町田 武士

町田氏講演a.jpg

実施記録:

1904開始 大石挨拶 町田武士氏の紹介

         企画主旨の説明----30年以上天然農法・農的暮らしを実践し、近年は世界初の和綿のTシャツを完成させるなど、さまざまな活動をされてる町田氏のお話を聞き、持続的社会実現のために、今私たちに何ができるか考えてみたいと思う。

1906 町田氏のお話

        ・野という言葉を中心に話したい。

        ・京都は34年ぶりだが、京都の人に農を教わった。

        ・愛媛の福岡正信氏のところにはいろんな人がおり、東京から来ていた人は

         玄米を炊くのが上手。二人で2升の玄米を食べて太った。

        ・小さいころの畑での体験がずっとその後に影響している。

        ・自給自足の中で学んだ。

        ・不耕起直播栽培は限界がある

・家まで野宿し、野草と米を焚いて食べた

        ・玄米食の素晴らしさ。現代医学への不信。子ども3人とも自宅出産

        ・子どもが神経質であったのは、あまり玄米食に頼りすぎたからか。野口整 

         体を始めた。人間のうちから出てくるものを大切にするといこと。これは、野菜の栽培にもつながる。野菜の野は野生の野。野菜の内なる力を引き出すことを考えるようになった。

1930 スライド(ここからスライド説明)~自宅あきつ亭と工房についての写真~

        ・自分の生まれた地域のイラスト。自然、特に水の循環を説明

        ・自宅の説明・屋根にムロト(?)むしろのようなものをかぶせると、屋内

         の気温は5度下がる。

        ・子どもは、重いはしかにかかったが、その後、体がしっかりした

         自然に成長する力が備わっている。

        ・渡良瀬エコビレッジセンターの事務局兼工房は、手造り。すべて地元産、リサイクル。酒樽を壁に使用           

1950 スライド~畑についての写真~

        ・雑誌リンカラン読者との提携畑の紹介

        ・野草摘みのイベント

        ・杉の外皮は水をよくはじく。防火法にひっかかるが、外壁には最適。自然の法則のほうが大切なのに。

        ・30年ぐらい農薬かけていないのでカラスエンドウなどいっぱい。野路すみれは、他ではみられない。自慢だ。

        ・リンカランの様々なイベント。もちつき、料理

        ・リンカラン農体験は一度しか参加できない。のに不思議に3回も参加しているひとがいる。

        ・綿の畑400坪。Tシャツ用の和綿を栽培している。和綿は下を向いてなる。

        ・実際のTシャツを回して触れてみる。

LIVE EARTH 6枚で90万に。アーティストのサイン入りで、yahooオークションで販売。しかし実際はせいぜい1万円ぐらい。

        ・昨年は綿は豊作

        ・企業と提携し社員が農体験。今年の田植えは全部手植えでやるといっている。

        ・不動産を扱う会社から、マンションに野菜を配るというオファーがきている。新たな土地の開墾と準備

        ・田んぼの中に小屋。不法建築ですぐ訴えられたが、こちらの熱意で、特区

         を出してもらい、つぶさずに済んだ。強く思っていれば実現できる。

        ・ツリーハウスの写真日本で一番大きい眺めも良い        

・ホタルが乱舞する写真。こんな風景を残したい。

        ・一番身近な自然は自分自身。内なる自然に気づき、外なる自然と一体である。やまずあるものに気づき、めぐってくるものに身を任せて生きていくことが必要。

        ・経済成長がなくても、しっかりと生きていける、人と人が助け合い、自然と調和して共存できる新しいコミュニティーを実現させたい。その実現に

むけて、渡良瀬エコビレッジを発展させたい。

実施後の感想等:

30年以上農的暮らしを探究してきた町田氏の言葉は、人に訴える力があった。現場は見なくても、一言一言の裏に、時間をかけて自然と向き合って生きてこられたことが想像でき、都会では触れることのできない農の部分に、近づくことができたのではないかと思う。

町田氏自身、もう来ることはないと思っていた京都にめぐって来ることになり、やっと農的暮らしが必要とされる時代がきたことを実感されていたように思う。これから渡良瀬エコビレッジが、人の手から離れることなく成熟し、未来の新しい村のモデルとなることを期待する。(大石尚子)


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