2007年度 - 再チャレンジ支援教育プログラム

平成19年度文部科学省委託事業 社会人学び直しニーズ対応教育推進事業
Phase2:研究講座

2008年2月27日

【研究講座】関係をつむぐ クッキングセラピー~つくる、たべる、語り合う~    
大阪府女性センターカウンセラー 本多 利子

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実施記録:  講師の自己紹介から、工房カモミール、クッキングセラピーの話  45歳まで中・高校の教員であったが、京都大学大学院にて臨床教育学を学び、大阪府の女性センターカウンセラー・スクールカウンセラーとなった。いつか自分の家で料理して食べてしゃべることで心をほどく場をつくることが夢だった。「できる範囲で始めないと!」小牧氏の言葉に、自宅の台所とガレージで「工房カモミール」を始めた。「全てのものに命がある、皆に届けるために料理がある」という佐藤初女氏のおにぎりと森のイスキアの空間には魅了された。  共働きで家事も共にし、子どもはその手を「マジックハンド」と喜び、中学生は「人参ケーキ」を食べにやって来て話し出した。昔は「縁側の連帯」があり、聴いてもらえて元気が出たが、今は人間関係が希薄になり、人々は相談できずに苦しんでいる。どの人もカウンセラーと思う。  「料理」は関係をつくる、話し始める糸口となる。「食べる」でほどけて語りが進む。共有した時の気づきから、『クッキングセラピー』を始めた。親子・働く女性・男性等同じ思いをもつグループで行うと、安心感もあり、押し込めていた自分に気づきだす。1からしなくても工夫ができる。アバウトさや勘も大切にする。カウンセラーは橋渡し。参加者にフィードバックしてもらって、元気が出て、またやろうと思う。 本多先生の「ラズベリーケーキ」と紅茶をいただく。 自分が料理に癒される。 作ったお菓子を喜んでくれる人もある、ケーキを嫌いな人もある。  受講生の課題と講演の感想 ・M:人が満足する部分が変わってきた。賢い消費者になりましょうと勧めるにはどうしたらよいか。今日は単位充足のことから受講したが、よかった。 ・Ma:作りたくない時もあるが、確かに料理は癒しになる 自分も野菜を切る。  料理をしない男性は、この楽しみは知らない。 ・K:Miさんと「食は人との絆」を課題にしている。今日のお話しは共感する。 ・Mi:まさにそう思う。自分の周りは食を通じて知り合った人。家庭でも一緒に食べることを大切にしている。  ・G:大阪のドーンセンターへ行っていたが、そういった講座は知らなかった。 掃除と料理の好きな人は別と言うが、料理の上手な人は片づけが下手なのか? (返)時間が無いからでは、優先順位が違う、料理がストレスになる人もいる。いろいろな人を認める。国によっても生活のありようが違う。役割として固まってほしくない。堅苦しく考えなくてもよい。 ・T:つくって一緒に食べる相手がいて、美味しいと言ってもらうと嬉しい。 ・M:産後56日目から職場復帰して働きながら3人の子を育てた経験談。仕事も家事も完璧を目指し頑張ったが、子どもに問題行動が起こってしまった。 (返)自分を責めることは無い。人生は寂しい時もある寂しくさせないようにと思うのはしんどい。質的に挽回すればよい。自分をマイナスに言わない方がよい。親が待つ作業を一緒にしている。   ・U:自分で納得できる生き方をしていくためにも 料理・食は重要と思った。 最後に、人の価値観は様々であるが、「おいしい」といってもらえるコミュニケーションは大切だ。      ~19:35:終了 実施後の感想等:  講演については期待していたものであり、私の課題の核心である食の場の重要性を述べてくださった。食が課題の受講生方々もご参加くださり、講師に来て頂いてよかった、お話を聞いていただけてよかった。  しかしながら進行に当たっては、(前後の挨拶、講師の紹介不足、場の設定、参加者の徹底、記録、等)反省すべき点が多い。  特に場・参加者については、先生、受講生の方々、スタッフの方々にお詫び申し上げたい。前時間のワークショップと同じ場で、間の時間が短く、そこで軽食も摂って頂いたため、場の切り替え、参加者の入れ替わりが困難だった。参加者には予め断っていたものの講師の言葉もあったのではあるが、場の設定変更や臨時の参加者を許してしまったことは、一貫した運営を行うにあたっては不適切であったと非常に反省する。また、写真が暗く不鮮明で講演の様子は唯一1枚だった。自分の癒しで作ったといわれる本多先生の「ラズベリーケーキ」囲んでの様子、星野氏のシフォンケーキの写真を撮っていなかったことも、後になって悔やまれた。 今後は各場面をイメージして、細かく・ゆとりのある予定をたて、自分が動けないなら、スタッフに具体的に依頼していきたい。 講演依頼時当初は先が見えず不安で、事後は反省点ばかりであるが、本多利子氏の講演を実施する機会を与えてくださったこの企画に感謝したい。(松木宏美)
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