2009年10月24日

非営利事業の資金調達について    関戸 美恵子(NPO法人起業支援ネット 代表理事)

  関戸1.JPG 中間支援機関として草分け的存在の関戸氏は、生協での活動経験から周囲に社会的弱者のためのビジネスをやってみたい人のニーズを感じ、WWB/ジャパンの初代代表に相談して任意団体として事業を開始された。講義では、ますご自身の事業の売上・外部委託費・粗利の推移(初年、次年度、三年度、それ以降)と事業活動の流れを披露され、それぞれの概念を説明された。また、売上げが上るまでの流れを、ご自身の葛藤と転機、経験を踏まえて具体的に説明された。

 「最初の2~3年をどう乗り切るかが鍵」ということで、資本金の集め方(借金、金融機関の融資、市民バンク等)、資本金の見積り方、売上・粗利・経費の関係、単価の見積もり方等について、コーヒー店を例にあげて解説された。特に「私募債」は償還・利子等を自分で決められ、夢を一緒に追いかけてくれる友人等からする借金ではあるがコミュニティビジネスの起業で有効と紹介された。最後に2回目の信用失墜の恐ろしさと再生可能なサービス提供の重要性を強調され、サービス・商品は1回目に無理をして身の丈を越えた仕事をすると、2回目で期待値を下回ったサービスの提供になりかねず、その際の信用の失墜は取り返せないと説かれた。


 受講生から、3年間の資金繰りに関しての苦労話やお金についての勉強方法等の質問があがった。それに対し、夢のためになんでもするという意気込みで、結婚披露宴の司会などをされた経験を披露され、また何でもいいから小さなビジネスを先にしてお金を動かす感覚を身に着けていないと、本を読んで勉強しても頭に入らないとアドバイスされた。


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