2009年10月31日

市民起業が社会を変える    片岡 勝(市民バンク 代表)

片岡1.JPG 「ホリエモンは社会をイノベートしたか?」片岡氏は「ホリエモンはイノベーターではなかった」と述べる。ホリエモンの事業は既成の真似であり自分で考えて作っている部分が少ない点、金儲け自体は簡単だが、それをどうやって社会全体の仕組みにしてみんなが豊かになるかがそのポイントである。片岡氏の述べる社会起業とは、①今の社会の矛盾に気づくこと、②「良いこと」としてやってはだめ(良いことは時代が変わるとおかしなことなる)、③経営能力をつける(自発性をうながし、人を動かす)④そしてそれをシステムにする、である。

 


<「政治には一切期待してはならない」「行政は99%アウトソーシングできる」>今社会がどれぐらい病んでいるのかという認識がスピードになる。行政の対応では間に合わない。ただしすぐに市民へ移行といっても、リスクをとらない、経営能力が無いのが現状。移行期において穴が開く怖さがある。利益による競争ではなく、自発性・シェアによる競争性をつくるべきである。


<「自分で食っていくようになること」「優秀な人は学校にいく必要ない」>学校では教えてくれないことが多く、現場がフィールドである。学びとは「喜び・悲しみ・くやしさ」の中にある。感情的な中でしか学びは残らない。頭の中、左脳で考えていても体は動かない。感動の字のごとく「感じて動く」こと。考えたらやめてしまう。


 片岡氏は、自由にだけど勝手ではなくしかも管理型でもないという社会を目指されている。社会に対して絶望しながら変えようとされている(政治に期待はしないが提案は書いている)。市民として政治や行政に頼らず、自立して生きていく人が人口の1割でもいれば社会のキャスティングボードが充実するのだが、と片岡氏は述べる。


▲このページの先頭へ