2009年11月14日

「国際協力支援」で起業する 3    大谷 賢二(カンボジア地雷撤去キャンペーン(CMC)代表)

大谷1.JPG 単純に破壊力は戦車のほうが大きいのに戦車ではなく地雷が「悪魔の兵器」と呼ばれる。理由はその残虐性(手足・視力を奪い、生きる力を奪う)、無差別性(敵味方・大人子供関係なく1.5キロ以上の重さがあれば爆発)、残存性(一旦埋めたらどこにあるかわからない、内戦後16年経っても残存)にある。


 カンボジアは貧困著しい国である。地雷被害に会うのは、生活のため木の実を取りに森に入る少年、インフラが不十分なため炭・薪を主要燃料としていて森に入る樵、農業作業に従事する人々など、貧困問題に追い討ちをかけるように被害者が出ている。地雷被害者には、親から孤児院に置き去りにされた少年や観光地で座って物乞いをする人等、生きる力すら奪われる人も多く自殺者も多い。CMCの活動は、現地では地雷撤去・地雷被害者支援・地雷原の村への農業支援と教育支援・被害者の心のケアのためのラジオ番組制作・放送を行い、国内(国内8拠点)では各拠点が独自に、講演会・学校での授業・写真展・チャリティイベント・地雷原へのスタディーツアーなどを実施している。活動に賛同した日本国内の小・中学校のこども達がアルミ缶回収、フリーマーケット、自分達の農作業による収益等で募った募金によってカンボジア児童の制服や地雷原の村の造池等ができ、そこに日本の学校の名前を入れることで子供同士の繋がりをつくる活動も行われている。根本的には地雷を撤去することが解決につながる。これまで地道な作業で地雷原をクリーンにし、地雷被害は5分の1まで減少したが、最近は地雷撤去作業者自身が被害に会う悲劇もある。しかしCMCの取り組みは多くの賛同を得て輪を広げ、確実に目標へ向かっている。


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