
ようやく梅雨の長雨も収まり、夏らしい天気が続いています。といっても市街地(本日最高34℃)と比べると大原はやはり天国ですね。市街地と比較して、日中の気温差は3度以上はあるうえに、朝晩は良く冷え込みます。この気候が大原の農作物のおいしさの秘訣でしょう。
今日はソーシャル・イノベーション研究コースの谷口先生とともに、大原の奥地、百井の猟師さんのおうちを訪ねました。
大原の中心部は農業も盛んで、その反面獣害に対する意識も強く、昨年末に地域をすっぽり覆う鹿・猪よけの柵をめぐらせてあります。しかし百井のほうは山と生活空間になんらの障壁もありません。そんな環境で野生動物、自然環境との共存を可能にする職のひとつとして猟師があるといえるでしょう。猟師さんほど山の地理はもとより、その土地土地の生態系や自然環境に精通した人間はいないでしょう。
今日訪問した猟師さんは野生動物をめぐみとして受け取る傍ら、親とはぐれた熊(!)やイノシシの子供の育成を手がけています。

頭部だけでも1メートル弱もあるようなイノシシ。こんな巨漢に鋭い牙を持つイノシシはしばしば猟師や猟犬にも、生きるために、襲いかかるといいます。
大原には高齢ながらも、現役で猟をする猟師さんが多数みえ、山の環境の変遷を克明に語ってくださいます。このような方々の知恵を、ぜひとも持続可能な社会環境作りに生かしてゆきたいものです。

また、今日は谷口先生(写真奥)とともに農地のあぜ刈りを行ないました。農地の地主さん(写真手前)や近所で農業をされている方々も訪れてくださり、農業指導をしていただきました。
田舎の、農村部のあらゆる暮らしの知恵を教えてくださる大原の方々は皆がわれわれの「先生」といえますね。おおくの「先生」がたの指導の下、水田の稲も順調に生育し、なかには穂を付け出している株も見られます。手植えで田植えを行なった水田は、もちろん鎌による刈り取りを予定しております。どれくらいの量のお米ができるのか、秋の収穫が楽しみですね。