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2006年7月31日

大原山林視察と手入れ

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5月には勝林院さんの保有する山をご紹介しました。寺有林は比較的手入れがされ、寺の裏山の景観づくりとして、また、地域自然環境の保全として管理されているといえますが、その他大部分の山林は民有林であり、手入れが行き届かず、荒廃しているのが現状です。
今回は地元の方の山に入らせていただき、山林の現状を視察するとともに、山道に横たわる風倒木の処理を行ないました。

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山の所有者であるおじいちゃんも30年ぶりに入ったという山は、写真のように倒木が多く、なかなか先へ進めません。80歳近い方ですが、学生をリードして作業の指示をしていただきました。

また、地主さんの勧めで手ごろな樫の木を3本ほど切り出してきました。これで折れた鍬や鎌の柄を作ります。

2006年7月30日

日記;今日の大原

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ようやく梅雨の長雨も収まり、夏らしい天気が続いています。といっても市街地(本日最高34℃)と比べると大原はやはり天国ですね。市街地と比較して、日中の気温差は3度以上はあるうえに、朝晩は良く冷え込みます。この気候が大原の農作物のおいしさの秘訣でしょう。

今日はソーシャル・イノベーション研究コースの谷口先生とともに、大原の奥地、百井の猟師さんのおうちを訪ねました。
大原の中心部は農業も盛んで、その反面獣害に対する意識も強く、昨年末に地域をすっぽり覆う鹿・猪よけの柵をめぐらせてあります。しかし百井のほうは山と生活空間になんらの障壁もありません。そんな環境で野生動物、自然環境との共存を可能にする職のひとつとして猟師があるといえるでしょう。猟師さんほど山の地理はもとより、その土地土地の生態系や自然環境に精通した人間はいないでしょう。
今日訪問した猟師さんは野生動物をめぐみとして受け取る傍ら、親とはぐれた熊(!)やイノシシの子供の育成を手がけています。

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頭部だけでも1メートル弱もあるようなイノシシ。こんな巨漢に鋭い牙を持つイノシシはしばしば猟師や猟犬にも、生きるために、襲いかかるといいます。

大原には高齢ながらも、現役で猟をする猟師さんが多数みえ、山の環境の変遷を克明に語ってくださいます。このような方々の知恵を、ぜひとも持続可能な社会環境作りに生かしてゆきたいものです。

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また、今日は谷口先生(写真奥)とともに農地のあぜ刈りを行ないました。農地の地主さん(写真手前)や近所で農業をされている方々も訪れてくださり、農業指導をしていただきました。

田舎の、農村部のあらゆる暮らしの知恵を教えてくださる大原の方々は皆がわれわれの「先生」といえますね。おおくの「先生」がたの指導の下、水田の稲も順調に生育し、なかには穂を付け出している株も見られます。手植えで田植えを行なった水田は、もちろん鎌による刈り取りを予定しております。どれくらいの量のお米ができるのか、秋の収穫が楽しみですね。

2006年7月29日

川の生き物調査@高野川

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大原を流れる清流高野川にて、地元の子供たちとともに水棲生物の調査を行ないました。これはNPO法人大原里づくり協会の皆さんが継続的に行なっている事業で、大原を流れる高野川上流部の水質調査を兼ね、大原の子供たちが地元の川に親しみ、地元の自然環境を守ってゆくことの大切さに気づいてもらうための活動です。

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大原小学校、中学校の生徒たちが参加し、暑い日ざしの中、全身水につかりながら、魚とり、虫取りを楽しみました。

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水棲生物を専門に研究されている、京都大学水資源環境研究センターの先生をお招きし、捕まえることのできた生物がどういう暮らしをしているのか、どんなところが好きなのかといった説明を受けることもできました。皆で見つけた生物は30種にものぼり、なかには、きれいな川にしかすむことのできない生物も多く発見され、大原の自然環境の豊かさを実感しました。

2006年7月28日

野菜成長記録;果実もの②

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黄色いかわいらしい花。
スイカの花です。暑くなるにつれて冷えたスイカがほしくなりますが、スイカの花がこんな黄色い小さな物だって知ってましたか?
スイカは蔓がぐんぐん伸びてもう5mぐらいの立派な株になっています。
食べれるような実をつけるには、もう少し夏の日差しが必要です。
ようやく夏らしい空になってきたのでこれからぐんぐん成長してくれることでしょう。

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伏見唐辛子も花が咲き、長細い実をどんどんつけています。伏見唐辛子はいわゆる辛唐辛子ではなく、適度な甘みのある唐辛子で、和え物、炒め物に向いています。

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ピーマンも唐辛子と同じように成長する、唐辛子の親戚のような存在です。どちらも白い小さな花、青々とした葉っぱが特徴の、夏野菜を代表するお野菜ですね。

2006年7月23日

今里ゼミ@結の家

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春季講義の一環として公共政策コース、ソーシャル・イノベーション研究コース合同の今里ゼミ合宿が大原キャンパスで行われました。

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講義を終えたのち、畑の野菜の収穫をするグループ、鶏をさばくグループに別れ、夕食の準備。
新鮮な自然の恵みをBBQ、石窯ピザ、ダッチオーブン料理にしておいしくいただきました。
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ダッチオーブンでの鳥と野菜の蒸し焼きは絶品でした。

2006年7月21日

しそジュース作り

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大原の特産品のひとつにしそジュースがあります。しそは代々大原で大切に育てられてきた農産物であり、大原のちりめん赤しそに勝るしそはないといわれます。
そんなしそを使って結の家でもしそジュース作りに挑戦しました。
しその葉をもいで、ちぎり、沸騰した鍋に入れ、しその成分を煮出します。しその葉を取り除き、そこへ砂糖や蜂蜜で甘みをつけ、クエン酸(または米酢)を入れて色素の発色を良くして完成。
工程は簡潔ですが、しその葉をもぐ作業が大変でした。ふた抱えのしそ葉を使って12リットルほど作りました。

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また、8月上旬にはしば漬けをつけます。ご興味のある方は渡辺@結の家(075-744-2082、yutowatanabe1982@gmail.com)までご連絡ください。

2006年7月16日

宇根豊さん講演会が開催されました

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7月15日、農と自然の研究所理事長である、宇根豊さんを講師としてお招きし、結の家にて講演会を開催しました。講演会には総勢38人の方にご参加いただけました。NPO大原里づくり協会、大原環境塾、大原古文書研究会の方々を始め、多くの地元の方にもお越しいただき、また、農政に関わる行政職員の方にもご参加いただきました。
テーマ「自然のめぐみを引き出す仕事と暮らし」について講演していただき、農業や自然環境について、さらには日本の農業政策について活発な議論がなされました。
「米作りをすることは、おたまじゃくしやトンボを始め数々の生き物の居場所を作ることであり、またこうした生物とつながるあらゆる生き物の暮らしを支えるものだ」という宇根さんの言葉で、参加者の方々の農に対するまなざしが変化したことと思います。農業を営むことで生ずる価値は、農産物そのものの価値にとどまらず、極めて多様な価値があることに気付かされました。

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総合政策科学研究科として、大原の地で農業をスタートして4ヶ月目になります。今回のように地域の方々とともに学び、自然環境や農業、また地域そのものを見つめなおすことのできる場作りを今後とも行なってゆきたいと思います。

農と自然の研究所についてはこちら↓
http://hb7.seikyou.ne.jp/home/N-une/

2006年7月13日

野菜成長記録;葉もの①

春先の日照不足が心配されましたが、日が長くなるにつれ、どの野菜も青々と茂ってきました。今回は「葉もの」野菜を2種紹介いたします。

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先月、収穫の先陣を切ったレタスに続いて、このキャベツも収穫時期を迎えています。4月末ごろ植え付けをしたキャベツの多くにアオムシがつき、なかには芯だけになり、丸裸になったものもありましたが、そんな苗も含めてみな、結球(葉が球状に重なり合うこと)しました。
農薬を散布すれば、青虫もつかず、虫食いあとのないきれいなキャベツができるのでしょうが、結の家では無農薬でつくる野菜の安全性にこだわっています。結球前はよく虫がつくのですが、結球し始めるとほとんど虫がつきません。「結球の勢いに虫が負けるんだよ」という農家の方もおられました。

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キャベツの仲間の芽キャベツです。キャベツは上向きに伸びるひとつの芽のみが球を結ぶのですが、芽キャベツは葉の付け根から出てくる脇芽が小さく球を結びます。まだ結球は始まっていませんが、期待の高い有望株です。

野菜成長記録;果実もの①

農縁館・結の家の野菜の多くが花を咲かせ、実をつけています。
野菜にはその実を食すもの、葉を食すもの、実を食すものがありますが、今回は野菜たちの「実」の様子をお届けします。
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すずなりのミニトマトとプチトマト(ミニトマトのほうが大きい)。先に実を結ぶ、茎に近いほうの実がより赤いですね。

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こちらは丸ナス。京野菜である賀茂ナスとは若干種類が違います。

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千両ナス。最も一般的なナスのひとつです。ナスは実も紫ですが、花や茎も紫色をしています。

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ズッキーニは収穫のピークを迎えています。カボチャのような大きな黄色の花を咲かせ、長細いキュウリに似た形の果実をつけます。最大のものは直径5cm、長さ25cmほどもありました。