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2007年7月26日

 ■ 何がいるかな? 高野川水棲生物調査

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<高野川にて>

今年で3年目となる高野川水棲生物調査が行なわれました。本調査は、NPO法人大原里づくり協会が大原小学校、大原中学校との共同で実施しています。
大原を流れる清流、高野川が“清流”たるにふさわしい実態を備えているのか、そこに棲む生物種を調査することによって判断を行なっていこうとするものです。
調査には、中学校、小学校の児童が参加し、ようやく梅雨の明けた夏休みの一日を満喫しました。ふだんは目にすることのない川の中の生き物を捕るのにみんな夢中となりました。

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<太田ゆねにて>

今年も、高野川本流、および太田ゆねと呼ばれる農業用水、高野川支流の宮川の3ヵ所の生物種を調査しました。長雨の影響収まらず、増水気味の高野川では、強い流れに耐えられないカゲロウなどの生物種は下流へと流されるなど、昨年と比べると確認できた生物種の数は減ってしまいました。
太田ゆねでは、京都市内ではほとんど見られなくなったミヤマアカネが数多く生息していることが認められました。ミヤマアカネは、市内この他では、深泥ヶ池に生息しているぐらいだそうです。
ミヤマアカネが多く生息できている理由としては、太田ゆねが京都市内他の水路と比べ、①草が多く生える石組みの護岸がされていること、②石組みのでこぼこが多くヤゴの生息場所に適していること、③田んぼから多くのプランクトンやユスリカなどのヤゴの餌となる生物が流れてくること、などがあげられます。田園風景の中の豊かな生物種は、環境に配慮した農業とそのほ場の維持管理(※)からはぐくまれるものでしょう。


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<大原中学校ふるさとルームにて 見つけた生き物の観察>
地域を流れる川に親しみながら、地域の自然環境のかけがえのなさと、多くの命をはぐくむ農業の大切さを学ぶことができました。高野川の水は徐々に「昔のようなきれいな川に戻ってきた」そうです。将来のこどもたちも、今日と同じような生き物と触れ合うことができるといいですね。

※太田ゆねは2006年より実施されている大原地区ほ場整備により改修工事が行なわれる予定

2007年7月26日 23:19